瀬戸内寂聴「青踏」

  
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青踏創刊号、あまりにも有名な智恵子によるアールヌーボー風?
表紙も忘れられない。

元になった作品は、ヨーゼフ・エンゲルハルトというオーストリアの画家が、明治37年(1904)のセントルイス万博のために制作した寄木細工「Merlinsage」でした。

これも知らなかった

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青踏、平塚雷鳥のことは歴史で学んだつもりだったので、
寂聴さんの一連の本も読んでいませんでした。
でも思いがけない雷鳥の驚きの性格、生き様を知ることができました。

禅に凝り悟りを開いたというのに、男性とのことがここまでわからない

政治にも無関心だったとは

戦後平和運動を行ったが。

恋もわからないのに妻も愛人もいる森田草平と心中事件起こしたり
(性交渉無し)
又若い僧に自分から抱き着いてキス、関係を持ち
彼の前途を誤らせる。

レズビアンでもあった。

その後愛する人に電撃的に巡り合ったというのに、
昔の男のことを大事な人に平然とぶちまけり、これには唖然。

お嬢様育ちとはいえ驚愕。

それでもあのようなスキャンダラスな事件を起こしながらつぶされずに、
青踏を立ち上げるとは。

年下の博史を養う気概。

結婚制度に反対し、子供は自分の籍にいれる。
これはなかなかマネできません。

青踏も自分から刊行を思いついたわけでもない、不思議。

天才はどのようにして生まれるのか。

雷鳥が寄せた文章の表題『元始、女性は太陽であった』は、女性の権利獲得運動を象徴する言葉の一つとして、永く人々の記憶に残ることとなった(引用)

「元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。
今女性は月である。
他に依って生き、他の光によって輝く、病人のような蒼白い顔の月である。

私どもは隠されてしまったわが太陽を今や取り戻さなければならない」

与謝野晶子の「山が動く日来る」とともに読者の心を強くとらえ
絶大な反響を呼んだ。

今も日本は女性議員も異常に少なく、レイプされても声も上げられないぐらい、
酷い男女差別がある。

妻を脅し、共同で子供を死に至らせる

逮捕寸前安部友ゆえに今ものうのうと娑婆にいる
元TBS報道局ワシントン支局長の山口敬之は逆提訴

実の親にレイプされても無罪、このようなことがまかり通ってるとは。


金子文子の映画を観てから


瀬戸内寂聴全集6「遠い声」「いってまいりますさようなら」「余白の春」

寂聴さんは会おうと思えば雷鳥に会えたのに、ついに会わず。


青踏は20の伊藤野枝に引き継がれた。

青踏にはきら星のごとく有能な女性が集まった。

この本は474ページもありますが一気に読ませます。
読書は楽しい。
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