南座の新作舞踊劇「源氏物語・夕顔」





昨年は源氏物語千年紀でその棹尾飾った南座の新作舞踊劇「源氏物語・夕顔」を年末に鑑賞した。

 六條御息所  玉三郎
 夕顔 扇雀、(美の壺正月スペシャルに江戸の商人として登場!俳優祭の「風と共に去りぬ」の扮装ではお母様にそっくりでした。)
 惟光 猿弥(ちょっと意外でしたが玉三郎に信頼されてるのかな)
 光の君 海老蔵(言うことなし。そこにいるだけでお似合いです、美しい)

戦前は皇室のスキャンダルを舞台にかけることは不敬!とされたために

1951年舟橋聖一本「海老様」今の海老蔵の祖父が演じた光の君まで公演出来なかったそうです。

なんということでしょう。

そういえば江戸時代末のベストセラー『偐紫田舎源氏』の著者柳亭 種彦
天保の改革で風俗を乱すとして取締を受け、『偐紫田舎源氏』は絶版、版木は壊され種彦は手鎖だったか。病死?切腹?

時代は平安から室町にうつし足利将軍を主人公としたのに幕府、大奥を風刺したとされて。
子供の時の新聞連載小説にその挿絵があって覚えています。




忠臣蔵でも半世紀ぐらいたってから時代を鎌倉に変えて上演した。
ことほど左様にあちら側は取り繕う。

保元の乱の原因の一つは源氏にあったようなスキャンダル、
崇徳天皇は鳥羽天皇の子でなくおじいさんの白河上皇の子であったとか、

脱線しておりますね。

1970年、今の團十郎が、
2000年には今の海老蔵の光の君、瀬戸内本で上演。

その時、玉三郎は藤壺演じている。夕顔は愛之助。かわいらしかったですね。
東儀さんの音楽で光の君が藤壺の寝所へ忍んで行くところなどドキドキしてしまいました。

玉三郎は他にも「末摘花」で光の君(末摘花は今の勘三郎)

「浮舟」を演じてる。仁左衛門の薫、勘三郎の匂の宮と、たまらない配役でした。

舞踊「葵上」でも玉三郎は 六條御息所を演じている。怖い顔にぞくぞくします。

この舞台は暗い中を花道に六條御息所の生霊が登場。

もっと近くで見たかったですね。うまい方はオーラがありますが。

女性には人気があるのは先の東宮妃六條御息所ですが、男性は従順な夕顔がお好きとか。




この写真はは舞踊集の「葵上」から

私は特に誰が好きとはないのです。これだけ多くの特色がある人物を造形した紫式部に感嘆するのみです。

六條御息所が光の君の正妻葵の上に嫉妬し、取りつくというのはわかりますが身分の低い夕顔をとり殺すのはおかしい、プライドが許さない。
光の君が夕顔を連れ込んだ寂れた某院のもののけではないかとも読んだことがある。

どちらにしろ、生身の俳優にライブで演じてもらうのは幸せなことです。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ブロとも一覧

acaluliaのブログ

鳥待ちdiary

『男の隠家』 Bohken-Dankichi 天邪鬼&極楽蜻蛉

アマルフィに憧れて

しあわせの青い鳥

東京にしがわ散歩

心の隙間

リベラルブログ・生活保護者の色々な記事
プロフィール

hitomi5235

Author:hitomi5235
猫と暮らしバラ栽培、ミュージカル、玉三郎観劇、一人旅にはまっています。

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR