「誰よりもあなたに見せたい!十三代目片岡仁左衛門」

http://movie.blogmura.com/


      


「おくりびと」試写会で本木さんの熱の入れようを感じましたが映画も着目点が素晴らしかったですね。二男の代わりに行って後ろから登場したもっくんのお洒落なスタイルを間近に拝見出来てラッキーでした。
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/folder/897111.html

アカデミー賞受賞おめでとうございます。賞にはいろんな力が働いてるので「あれ」と思うこともありますがこれは素直にいい映画です。

演劇ブログで絶賛されているドキュメント映画「誰よりもあなたに見せたい!歌舞伎役者伝承のダンディズム十三代目片岡仁左衛門」がようやく当地方に来てくれました。東京より1年近く遅れてるとは!

1903年に生まれ2歳で初舞台を踏んだ仁左衛門さんは94年に90歳で亡くなったが最後まで現役。

演出の羽田澄子さんは(記録映画作家) 先日も新日曜美術館岩佐又兵衛 驚異の極彩色絵巻http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2009/0215/index.htmlにご出演。この羽田さんの映画はあいち国際女性映画祭で観ました。

十三代目片岡仁左衛門丈は母がファンだった大川橋蔵(六代目菊五郎の芸養子でしたが六代目がなくなり映画に転身、後ろ盾がないから歌舞伎では難しいと思われたのでしょう。彼の歌舞伎の舞台を観た方は非常に美しい女形で六代目の薫陶を受けそれが芸によく出ていたとおしゃいます。テレビで銭形平次親分888回)の映画にもご出演でそれは後から不遇の時代だった事を知りました。

私は何より玉三郎と今の仁左衛門さんとのコンビがたまりません。
その十三代目の三男さんが今の仁左衛門丈です。

映画は何と6本、これは「人間の條件」
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/18607637.html
6本、リバイバルを徹夜で観たのとほとんど同じですね。「人間の條件」は2回も観てしまいました。

今回は朝10.10から2本ずつ3週間でかかって全部観ることになります。

ドキュメントは苦手なのですがビデオ、DVDにしないというので。

目が御不自由なられても舞台に立たれ気品に満ちた姿は有名ですがそのころは生で観たことがありません。幼い時に御園座に連れて行かれたので見たかも知れません。親は招待券なので祖母や私を連れて行っただけです。当時まだ高かったソフトクリームは覚えてます(笑)というか、母が二人だけにあげ手自分の分はなかったと言うので。


「若鮎の巻」は自主公演をする若手役者グループに演技指導された時の記録。
最初にいい女形の声が聞こえてきました。そのはずで上村吉弥さん。

子役だった愛之助さんも出ている。
松島まり乃「歌舞伎修業片岡愛之助の青春」を読み直したい。

最初の出し物は「一条大蔵譚」
以下はぴかちゅうさんのレポの一部です。
http://blog.goo.ne.jp/pika1214/e/332dcac4bfdd93f997d0db0c8e7387f9
義太夫が身体にしっかり入っている丈は若手に口三味線をしながら義太夫にのった台詞回しを指導。一条大蔵卿役の若手は公家言葉に不可欠の‘が’の鼻濁音を直され、「いなしゃませ」(去れということを“いね”と言い、その公家言葉)の音使いとリズムを何度も直されるが、ちっともできないので客席からも笑いがもれるほどだった。公家言葉の難しさ、義太夫狂言のためには浄瑠璃を勉強しないといけないということを何度も繰り返している。

おとくは千次郎時代の吉弥と確信を持った(公式サイトでも確認)が、吃又役がわからず、家でネットの歌舞伎俳優名鑑を検索して照合すると片岡當十郎とわかった(この人が最晩年の仁左衛門丈にずっと付いていることが後の巻でわかる)。この二人のコンビはまずまずの感じ。
板敷きの広縁には部屋子の千代丸時代の愛之助がしっかりと13代目の指導を見つめていた。
劇場の稽古場で稽古をつける様子。前日の稽古の指摘どうりに直っていないという丈の指摘に長男の我當が出てきて、前日の稽古の後に自分がみた稽古でどうしてもできないので今のやり方にしたと説明にきている。大先生と小先生みたいだなぁと思った。我當が父の指導をきちっと補佐しているのに感心してしまった。その補佐のタイミングのよさ。まさに息が合っている。

仁左衛門丈は三味線の弾き方、義太夫の語り方にも自分で語って合わさせている。上方歌舞伎専属の大夫三味線がもういなくなっていて、東京から来てもらっているので昔ながらの上方歌舞伎の演奏が継承されていないという。三味線も江戸弁風に訛ってしまっているという。

公演本番は最前列でジッと見守る様子を舞台とともにカメラがしっかりとらえている。問題の箇所は本番でもできていなかった。丈も挨拶にたち、「お目まだるい舞台でございましたが・・・・・・」という出来。それでも若手に乞われて稽古をつけてきた経過や、年に一度こういう大きなお役で舞台にたてるこういう機会を大事に支えていただきたいというようなことをお話していた。

教えても教えても出来ない、理解できないってありますね。悲しいことに。聴いてるだけでわかる方もいるでしょう。同じ所で笑いが起きました。

関西の方は厳しいので歌舞伎の御曹司の芝居でも下手だとはっきり批判するせいか衰退してしまったとも聞いた。その中で仁左衛門丈は頑張ってこられた。

後ろ盾がないとこの世界は難しい。お腹の中から義太夫でも聞いてないと身につくのが大変でしょう。台詞もろくにない並び腰元だけの舞台ではいかに辛いことでしょう。またそういう若手を指導される方は立派です。

OSKの「大津皇子」を指導されているのを写真で観たことがあります。「大津皇子」を演じていたのは贔屓の東雲あきら

2本目は「傾城反魂香」難しい舞台を選んでとおしゃってました。

「人と芸の巻(上)」は大阪・中座での「伊賀越道中双六」
13代目がもういいお爺さんでかつぐ荷物が本当に重そうでハラハラしてしまう、泣けますね。

秀太郎のお米、孝夫(15代仁左衛門)が初役の重兵衛。綺麗です。
本当の親子さんの配役でこれをご覧になった方は幸せですね。

2002年3月31日 教育テレビで 片岡仁左衛門 · 中村勘九郎 · 坂東玉三郎 のこの舞台が放送されました。

「紙子仕立両面鑑」大文字屋の助右衛門。途中で睡魔に襲われてしまった
實川延若の御顔は好きでなぜか昔から知っている。

1南座での「寿曽我対面」の工藤祐経は座頭役。五郎を富十郎、十郎を扇雀。この時13代目は京都南座顔見世連続35年出演で表彰され、涙が光ってるようでした。私が今あるのもご贔屓の皆さんが私を可愛がっていただいているからで有難いと。松竹の故永山会長の姿も。
21日には歌舞伎界の最長老の中村又五郎さんが老衰のために亡くなった。お正月の歌舞伎役者がずらり並んだ手打ち式にも出ておられたのに。


右の写真はお孫さんの孝太郎と部屋子だった愛之助さんの映画「うつくしいもの」のチラシ。同じ映画館で上映中。

京都での学生時代、南座の前のレストランでバイトしていたら仁左衛門さんお一人で食事にいらしゃいました!
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