宝塚月組夢の浮橋

 

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源氏物語千年紀 宝塚月組公演夢の浮橋 をテレビ鑑賞しました。ブルー系の舞台が美しい。


これが演出大野拓史 の大劇場での本格的デビュー作品とは。現代的な悩みの深さを見せていいではありませんか。

光源氏の亡くなった描写は原作にはなく巻名「雲隠」だけでさすがのうまさですがこの舞台は光源氏(萬あきら 専科)が最愛の紫の上の出家を許さずに亡くしたことを悔いうつろになった姿をみせます。

もうひとつの見せ場が匂宮(瀬奈じゅん トップ)との傀儡(くぐつ=操り人形)の人形振り、いいですねえ。

匂宮をトップが演じるためなのかプレイボーイのはずが(宮中の女官たちに取り囲まれる場面の華やかなこと、ここで笑わせてその後は…)それはじつは自分を守るための仮面!アサヒcom

兄が権力抗争に負けてしまい苦悩する匂宮、薫も二番手の(霧矢大夢、演技力高いですね。トップお披露目公演が楽しみ)が演じるせいか、ちょっと敵役の面もあります。

姉、大君の身代わりとして期待され頼りなかったはずの浮舟羽桜しずく(可愛い)が薫と匂宮二人からにすがられたり、従来の宇治十帖とは違いますね。瀬戸内寂聴さんが言う源氏の女君たちは出家することですくっと成長する。男たちは取り残される。

演出の大野拓史氏は若手にして能などの古典芸能にも造詣が深い人「もともとは嫌いだった源氏物語なのに、今回の舞台化の過程で虜になっていった」のだそうです。
匂宮とその兄弟たちは皇統として「操られる」側、夕霧一派が臣下として「操る」側にいるのがポイント

夕霧演じたのが大浦みずきに似ていると言われた磯野千尋、大浦の退団公演での二人のダンス場面が懐かしい。大浦振付でした(涙)

浮舟と言えば玉三郎、仁左衛門、勘三郎の舞台!
最後入水のため浮舟が後ろ姿を見せた場面が目に焼き付いています。

もうひとつ、右の写真が元宝塚の毬谷友子(可愛いお顔に抜群の歌唱力、鬼気迫るお芝居が出来る素晴らしい人)の「夢の浮橋」~人形たちとの「源氏物語」~
静岡県グランシップオリジナル制作 糸あやつり人形芝居
「夢の浮橋」~人形たちとの「源氏物語」~ 

作・演出・美術:佐藤信
特別協力:糸あやつり人形「結城座」
人形美術・意匠:山口小夜子
音楽:磯田収
出演:竹本素京(義太夫)、結城孫三郎・結城一糸・結城千恵・他 結城座、毬谷友子

竹本素京の義太夫素晴らしかったし、光源氏・六条御息所・王命婦・浮舟を見事に演じ分けた美しく妖しい毬谷友子の姿をもう一度見たいです。オフェーリアの入水の絵のようでした。

竹本素京さんも山口小夜子さんもなくなってしまいました。






 
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