「毒に愛嬌あり」

 

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朝日新聞夕刊7月14日からの“ニッポン人・脈・記「毒に愛嬌あり」” は私好みのテーマでした。

前から本やテレビ、映画で知った方たちです。トップは
「過激にして愛嬌(あいきょう)あり」の編集方針を掲げ、風刺を武器に権力・権威を笑いのめした宮武外骨

 
その毒たるや痛快無比。例えば日露戦争開戦直後、当局の言論弾圧を皮肉り、伏せ字だらけの、こんな論説を載せた。

 「今の○○軍○○事○当○○局○○○者は○○○○つ○ま○ら○ぬ○○事までも秘密○○秘密○○○と○○○云(い)ふ○○て○○○○新聞に○○○書○か○ さぬ○○事に○して○○居るから○○○新聞屋○○は○○○○聴いた○○○事を○○○載せ○○○○られ○○得ず○○して○○丸々○○○づくし○の記事なども ○○○○多い……」

 伏せ字を外せばふつうの文章となる洒落(しゃれ)っ気。毒にこそ芸がいる。赤瀬川も松田も、そのセンスにしびれた。

入獄4回、罰金15回、発売禁止14回!



次にだったか、マイケル・ムーア監督が「生涯観た映画の中でも最高のドキュメンタリーだ」と語った「ゆきゆきて、神軍」原一男監督と小林プロデューサー のインタビューが掲載された。

この件ついて検索したら手塚治 がキネ旬に書いた記事が出てきました。父親が戦地で空腹になると誰がが「野豚」を捕まえて食べさせてくれたと言う、その野豚が何だったか、この映画を見てわかったと言う。

「ゆきゆきて、神軍」で有名になった神軍平等兵の奥崎謙三の伝記映画「神様の愛い奴」(1998年7月18日に公開)があるのもわかった、これは未見。












この歌もどこかで読んだ覚えがあるが今回歌った女性の名前を知ることが出来た。

にほんのひのまる
なだてあがい
かえらぬ
おがらむすこの ちであがい
山形県の農民詩人木村迪夫氏の祖母つゑさんが1946年5月末に突然歌い始めた歌だという。強烈な 反戦歌である。つゑさんの長男は 中国に出征していたが、知らせのあった1ヶ月前に現地で病死していたという。終戦は1945年だから その1年後に 捕虜として、どういう状況で亡くなったのかは書かれていない。その祖母は“3日3晩、泣き明かした後、ご詠歌の節回しで、心の奥底からわき出る言葉を即興的に歌い始めたのだ。それより前、次男が太平洋の孤島で戦死したことが伝えられた時、つゑは天皇陛下のため名誉の戦死をしたのだと赤飯を炊き、祝っている。”とあった。
木村迪夫氏が 詩集“わが8月15日”に “祖母のうた”という章をもうけ、祖母の独創になる歌を10編収録したという。

この詩集の写真を担当した内藤正敏氏は、つゑさんの“ひのまるのうた”を 死者を大切にする東北の風土が、この歌の背景にあると言っているという。
“インテリは反戦だとか、怨霊だとか頭で考えるから、こんな詩は生まれてこない。理屈や論理を超え、子を産む女が体で歌ったような怒り、毒がある。東北の婆が、ものの見事に国家の本質を突いている。”
木村迪夫氏と 顔なじみのノンフィクション作家・吉田司氏も 次のように評している、という。
“あの歌は個人の思いを超えている。日本人の息子の血で赤いばかりでなく、アジアの犠牲者2千万人の血で赤いとも、読み解くべきではないか。”
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