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浅子に激励されたヴォーリズ真喜子の偉大な人生


mimiさんから←教えて頂いた
女性なら涙なくしては読めない感動作です。
感謝です。




この表紙は軽井沢旧朝吹邸です。



2009年ヴォーリズ設計の旧朝吹山荘を訪問しました。


大好きなヴォーリズ建築のひとつです。



明治半ば、播州(兵庫県南部)小野藩最後の藩主の娘として生まれた一柳満喜子。封建的な家で育った満喜子だが、平民の通う女学校に進んで、アメリカ人教師から英語やキリスト教の精神を教えられ、神戸女学院では音楽を学ぶ。乳兄弟の佑之進との恋は実らず、傷心の彼女はアメリカに留学することに……。運命に翻弄されながらも、自らの人生を切り開いていった女の姿を描く感動の大作。



近江八幡のヴォーリズ建築を見て回った時に
この立派なお顔のヴォーリズ満喜子氏を知りました。



この本を読んでまず心を揺さぶったのは真喜子の母栄子の事です。

夫は播磨小野藩の最後の藩主一柳末徳(ひとつやなぎすえのり)
 同じ屋敷に複数の妾と暮らしていた。

真喜子は一緒に寝ていたねえやを襲う父の姿が
トラウマになってしまう。

母は娘にもっと自分の力で生きられるように

どんな場所でも自分で生きていける女になっていなければと

願う人であった。

母は死に装束で「一夫一婦制」を提案する建白書を元老院まで届けた
それぐらい日本は遅れていた。

今の憲法の男女平等条項も当時の日本の支配者階級からは反対を受けたほど
今の自民党の人たちの親や祖父の代でしょう。

日本に住み日本女性の惨めな境遇にリスペクトしてくれて
憲法に男女平等盛り込んでくれたのはベアテ・シロタさん
でした。

ジェームス三木脚本の舞台「真珠の首飾り」
感動的でした。




真喜子も華族なのに平民の通う女学校へ、もうそこから違いますね。

母を早く失った真喜子を母のように励ましたのが

アリス・ベーコン
今朝ドラで人気の浅子

アリスの父はいち早く奴隷制に反対した人で、日本からきた女子留学生山川捨松を引きとった。

アリスは山川と姉妹同然に育った。

1884年に大山捨松と津田梅子に招かれて英語教師となり

のちに真喜子を養女にしたほど。

浅子の娘亀子の夫は真喜子の兄

次々と難題が起きる真喜子に「負けんとき」と励ましたのが浅子。

お互い非常に愛し合っていたのに乳兄弟佑之進とは

身分の差を乗り越えられず
傷心の真喜子は長くアメリカに留学。

この話が又凄く切ないのです。

でも真喜子はヴィーリズさんと出会い、

子供たちの教育への道に進んだのです。

差別されている子供たちを救ったのです。

勿論その前に華族と外国人との国際結婚も大問題でした。

結婚してもパスポートが下りず外国へ研修に行くのにも一苦労でした。



満喜子夫人は、結婚の翌1920年(大正10年)には、親が忙しく、日中面倒を見ることが出来ない地域の子どもたちのために健全な遊び場を作ることを考え、「近江ミッション(1934年(昭和9年)に近江兄弟社と改称)」の空き地に「プレイグラウンド」を当初は自前で、地域社会への奉仕を始めた。これが「清友園」の始まりある。

満喜子夫人は当時を振り返り、始めたきっかけを以下のように語っている。
「軒下にポリポリお八つを食べながら何するともなくたたずんでいる子どもたちに建設的な遊び場を造る必要を感じたのが、そもそもの始めでした。」<一柳満喜子『教育随想』1959年(昭和34年)>

大変苦労多い人生ですが篤志家が現れるのも
お人柄でしょう。

早乙女勝元さんが一人で東京大空襲を記録する会を始めたら
資料センターにする土地を有る女性から寄付してもらったと

一人で始めることで世の中
変わる

真喜子さんの同級生との関係も興味深いもの。

当時女性が女学校進学や留学出来るのは裕福な家庭の人ですが

自分の役目を自覚され立派です。

言葉足らずですが又先人の女性の活躍に頭が下がりました。

この本は浅子やその娘の話も多いです。

大同生命のビルを作るため(勿論ヴォーリズさんに依頼するのですが)ヨーロッパに大名旅行する場面もあります。
羨ましい限りです。

追記



軽井沢ではヴォーリズの旧歯科医師の別荘を眺めていたら
そこの今の御主人が中に入れて説明してくださいました!
お茶やお菓子まで頂きました。
恐縮です。



上は歯科医別荘の内部

最初の画像の朝吹邸はドラマ相棒のロケにも使われました。


真喜子さんはアリスや津田梅子の後継者と望まれましたが
深い愛で結ばれたヴォーリズさんの元へ。
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猫と暮らしバラ栽培、ミュージカル、玉三郎観劇、動物園巡礼にはまっています。

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